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偏差値40からの、東大合格

偏差値40からの、東大合格

 

受験生になると、だいたいの学生はがんがん勉強し始めます。

そして、がんがん勉強し始めるとたくさんの無駄に気づく。

およそ最善の手段など、何一つ選んでいなかったのだとびっくりします。

 

こんにちは講師の久保です。

 

 

偏差値40からの、東大合格

(写真は、東京大学)

 

 

 

あいかわらずですが、逆転で合格したスゴイ方の話

 

無駄が必ずしも悪いとは言えません。

無駄から学ぶことは多いですし、人生のたしなみであるともいえます。

むしろ、どの視点から見るかによって、

無駄か有益かは180度反転します。

大いに相対的。

 

ですが、目的を明確に掲げた場合、

その達成を至上命題とするならば、無駄はない方が良い。

 

 

 

 

日本で最も有名な社会学者でしょう。

宮台真司さんという方がいます。

 

東京大学を卒業し、現在は首都大学東京の教授をされています。

 

僕も宮台教授の本は出るたびに読んでましたが、社会学ってかなり面白い。

 

 

 

 

〈宮台教授の東大受験の話です〉

 

大学受験生だった青年の宮台教授は、諸事情があり、

受験勉強に100%の労力をかけるわけにはいきませんでした。

 

ですから、東大受験の勉強も1日4時間までに抑えなければなりません。

当時の東大受験の難易度は、今よりはるかに難しいものでした。

さらに、宮台教授は高校時代に学業を放棄しており、東大を目指したときの偏差値は40。

 

 

 

 

 

ま~たかよ、

って感じですね。

僕のブログのあるある。

(この人も)

2017 11 11 Post 541 に何も見つかりません

 

 

 

 

 

 

 

合理性を追求した結果、教科書も参考書も捨てた宮台真司

 

少年宮台教授が取った方法はシンプル。

勉強を最適にシステム化し、高速で処理していく。

 

これだけ。

 

 

往々にして、優れた結果を出している方がやってることなど極めて単純なものです。

ただ、平均的な人間との違いは、その方法にいっさい無駄がないこととペースが異常であるだけ。

 

これに尽きます。本当に。

 

 

 

で、宮台教授が勉強のシステムをつくったときに用いたのが、

かの有名なエビングハウスの忘却曲線です。

 

 

有名すぎてあらためて説明するの気が引けますが、

エビングハウスの忘却曲線とは、「時間の経過とともに、暗記した内容がどんどん忘れられていく現象をグラフ化したもの」です。

 

 

(下図の赤線では、時間とともに記憶が忘却されています。緑の線は復習を入れた場合です。記憶の忘却が著しく緩和されています。)

 

 

 

{831B5884-7530-4CA2-ABDB-3FE598B18DEF}

 

 

 

で、青年の宮台教授は、

そのグラフに合わせて1度解いた問題を、1日後、1週間後、1か月後と機械的に3回復習するという方法をとりました。

 

 

 

 

大枠はこれだけ。

 

 

 

(後は受験が近づいてきたら過去問演習なんかには取り組んだと思います。)

 

 

 

 

 

で、具体的にやった内容はこんな感じです。

 

 

・まずは、教科書と参考書を全て捨てます。 ←あ~、すでに頭おかしい香りが…

 

 

 

・で、大きめの机を準備し、国語、数学、英語、理科、理科、社会(5教科6科目)の問題集を全て机に並べます。

宮台教授は、受験勉強に問題集しか使ってません。参考書や教科書を読む時間は無駄だという理論です。答え覚えていけば勝手に理解するだろって理屈です。とにかく本番で解けりゃあいいんだよ、ってマインドです。

 

 

 

・次に1科目10分で順番にひたすら問題をといて覚えていきます。

このとき、数十秒考えて分からない問題はすべて覚えます。だって1科目10分しかないですから。

(賛否ありますが、現在ではむしろ主流になってきました。)

なぜ10分かと言うと、1科目10分で解いたら1時間で6科目が1週できるということと、飽き性だった自分でも10分なら集中できるから、だそうです。 お、おう。

※このあたりの実行力はさすが。異常な集中力と異常なスピードで進めなければ、10分なんて1問解いてる間に終わる可能性が大。そうならないためにとにかく急ぐ。で、急ぐと勝手に集中する。理にかなってます。(この方法は脳科学者の茂木健一郎さんも推奨しています。)

 

 

 

・それを1日4週したら4時間です。

理屈ではそうですね。

 

 

 

・エビングハウスの忘却曲線に沿って、1つの問題集を4週繰り返す。

1週間で1冊を解き終えるスピードで進め、毎週新しい問題集に移っていく。

このあたりがいかにも優秀。宮台教授ほどの方でも、忘れることを考慮し1問あたり4回も取り組んでいます。そして、1週間に1冊を終えるほどの圧倒的学習スピード。

これは習得が早いから進みが早いというよりむしろ、早く進めているから習得が早いのです。

数十秒考えて解けなければ解法を覚えることを徹底したからこそ、問題集を高速で進められた。

なんせ偏差値40からのスタート。だいたいの問題が解けなかった。

だから、せっせと答えを覚えっていったに過ぎない。賢いですね。

 

 

 

 

・それだけ。

それだけです。

 

 

 

 

まとめ

 

繰り返しで恐縮ですが、

優れた戦略ほど、実際にやることは単純なのです。

 

 

 

まず一番初めに伸びたのは世界史で、1か月後には偏差値38から72まで上がっています。

そして全国模試で1位にまでなりました。

 

数学では、東大の二次試験で8割以上得点しています。

 

国語は全国模試で成績優秀者ランキングの常連になったようです。

 

 

 

 

へえ~、すごいじゃん(震え声)

 

 

 

 

ポイントは、やり方をシステム化して、

そのサイクルを圧倒的スピードでこなしていったことです。

 

むしろ、この水準でこなしていくには、システム化してなければ無理。

そして、システムはシンプルでなければ摩擦が多くて効率が悪い。

 

 

問題集の問題が全部解ければ東大の問題であっても解けるだろ、っていうのが宮台教授の考え方であり、確かにその通り。

 

 

以上。

 

 

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