2020年に教育改革が起こります
こんにちは、講師の久保です
【2020年教育改革って?】
2020年教育改革とは、文字通りの改革です。
改革が始まるぐらいですから、現行の制度に問題があるということです。
それも著しく問題があるはずです。
また、改革というぐらいですから、ちょっとやそっとの変化ではありません。
既存の枠組みが一新される、ある種の破壊的な変化となります。
たしかに、現行の制度で教育を進めた場合、
これからの社会に対応できる青年を育成することが困難であることは明らかです。
ですから根本から変えていかざるを得ません。
当然賛否はありますし完全な構想には至っていないものと思われますが、2020年教育改革は極めて必然なものです。
ですが、一般にはなかなか理解しにくい内容であるかと思います。
センター試験を廃止して、一体どんなメリットがあるんだよって思ってしまいます。
(私も心なしかまだ思っています。)
ですが、この改革を理解していなければ取り残されることはまず間違いありません。
クラスで取り残されるというより、世界に取り残されます。
正しい情報は味方になります。まずは、そもそもの大前提から紐解いていきましょう。
【未来の社会は予測不能】
今回の改革に関して理解するためには、遠回りのようですが、21世紀のこれからの社会に関して理解を深めることが必要です。
収穫加速の法則という言葉をご存知でしょうか?
一瞬だけ難しいことを言いますが、アメリカの発明家レイ・カーツワイルによって提唱された、
「1つの重要な発明は他の発明と結びつき、次の重要な発明登場までの期間を短縮し、
イノベーションの速度を加速することにより、科学技術は直線グラフ的ではなく、指数関数的に進歩する」
という法則です。
簡単に言ってしまうと、
発明同士の相互作用により、科学技術は著しいスピードで進歩していくし、そのスピードもどんどん速くなる。
ということです。
現に2017年現在、IoTや人工知能、VRなどの技術により、かつてない程のスピードで社会が変化し続けています。
また、変化するスピード自体もどんどん速くなっています。
ではこのような社会を生きていく子供たちは、どのような知識や技術を身につけていけば良いのでしょうか?
21世紀型の社会を生きていく子供たちは、どのような知識や技術を身につけていけば良いのでしょうか?
答えは、「分からない」です。
全くわかりません。
誰にも分からないのです。
なぜなら
身につけた知識や技術がすぐに使いものにならなくなるためです。
21世紀の社会は、これまでにないスピードで科学技術が進歩していきますし、そのスピード自体もどんどん加速していきます。
一つの技術を習得した頃には、すでに次の技術が芽を出している社会です。
つまり、どんな技術を習得したところで、どんな知識を仕入れたところで、次のイノベーションにより古いものになってしまう。
安泰できるような特定の技術や知識体系などといったものが、原理的に存在しないのです。
これが、今回の教育改革の大前提となっています。
特定の知識や技術を習得していても、これからの社会ではあまり意味をなさない。
とするならば、子供達が身につけるべきは、知識や技術をではない。
むしろ、課題自体を自ら発見していく力や、創造的な発想をする力、
他者と協働してものごとに取り組んでいく力など、より抽象的な能力になるはずです。
どんなに変化の早い社会においても、人間の根本は変わりませんし、科学技術によって代用できないことがあります。
人間にしかできない能力を育てていこうというのが今回の改革の根幹なのです
以上
2020年教育改革後の学力の定義については次の記事で詳しく
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