なんで勉強するべきか、中学生に聞かれたとき
中学生って月に一度は必ず聞いてきますね。
「なんで勉強しないといけないのだい、母ちゃん?」って。すました顔で。
わずらわしい。
「因数分解って、大人になってから使うのかい、親父?」とかね。使わないです。
こんにちは、講師の久保です

【なんで、勉強しないといけないの?】
って、別に勉強しなくても死なないですから、絶対に勉強しないといけないことはないです。
そもそも絶対にしないといけないことなどこの世界に存在するんですか? 哲学の議論をしたいんですか、この僕と?
ですが、確かに彼らはなんで勉強させられてるんでしょう。
現行入試制度において、それは単純に、学力のランキングをつけさせるためです。
2020年教育改革以前の現行制度において、学力が高いってのは、「知識、処理能力、要領、継続力」等の能力の総合ポイントが高い人材って考えらてれます。(もおすぐ変わりますが)
そのような学力に基づいて、中学生は知らず知らずピラミッド状にランキング化されています。
【鹿児島県の公立高校で考えた場合】
鹿児島県の公立高校で考えた場合こんな感じで偏差値ランキングができています。
1、 鶴丸高校(320名)
2、 甲南高校(320名)
3、 鹿児島中央高校(320名)
4、 武岡台高校(320名)・鹿児島玉龍高校(120名)
5、 鹿児島南高校(320名)・錦江湾高校(理数科)
これらの高校って、偏差値以外に差異がありますか?
ほとんどないです。ほとんどって、名前と立地と制服が違うくらいです。
公立高校って入試問題まで全高校共通ですよ。ただ単純に上から学力の高そうな順に集まった集団が公立高等学校です。
鹿児島中央高校に合格できる偏差値を持った学生が、鹿児島南高校に入学する理由があるでしょうか?全くないです。合格できそうな限りにおいて、最も入試偏差値の高い高校に進学するのが、公立高校入試の絶対的な傾向となっています。当然ですが。
県内で最も学力の高い層が、鶴丸高校に入学し、そこに届かなそうな層が甲南高校に入学し、そこに届かなそうな層が鹿児島中央高校に入学し、そこに届かなそうな層が、鹿児島玉龍高校に入学し、って感じの序列です。
で、中学生が勉強させられているのは、このランキングのどの位置に彼らが入るのかをハッキリさせるためです。で、ひいては、そのランキングに見合った高校に入学してもらうためです。
誰でもは鶴丸高校や甲南高校には入れません。
ある程度学力がある学生だけを集めて、応用レベルの授業をしないといけないんです。東大、京大、医学部、に一定数進学させないといけないんですから。
鹿児島中央高校は、その次のレベルってことです。(全然悪い意味で言ってません。だって県内3位の学校ってすごいですよ)
ですから、「なぜ勉強した方がいいのか?」の客観的な答えは、自分の学力ランキングを上げるためです。他にはありません。
なんか身もふたもなくて申し訳ないのですが、僕が悪いのではありませんよ☺︎!
【何のために学ぶのか】
将来、因数分解が役に立つわけないでしょう。光合成とか僕の人生で一番どうでもいいです。足利義政って、えーと、ムロマチバクフノヒトデスヨネ。
はいはい、役に立ちません。まだ経常利益とかビタミンB1とか道路交通法とかSwiftの知識の方が役に立ちます。
でも、いつの間にか競争させられている小中学生は、国語、数学、理科、社会、英語の総合点数で入試を行います。現状そうなってますよね。だからそのランキングにおいてのみ絶対的な効力を持ちます、勉強って。
もし、上位の高校への進学願望がなければ、嫌みではなく、粛々と勉強する必要はないです。
ありますか?
ないです。
繰り返しですが、僕が悪いんじゃないです。
だって、そうなってるんだもん。
でも、ランキング上位の方が楽しくないですか☺︎??勉強しても良いと思いますが。個人的な考え。
以上
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