中学・高校選びは定期テスト範囲を熟読すべき問題①
高校って、入ってから後悔すること多いです。
思ってたのと違ったとか、パンフレットと言ってることが違うとか。
最悪なのがごちゃごちゃした高校に入学してしまった場合です。ごちゃごちゃした高校ってなんだ。
こんばんは講師の久保です
(写真は、学校の教室)
目次
【学校選びは、定期テストの範囲で選ぶべき】
学生が定期テストに、どれほどのエネルギーを費やしていることか。
でも、その定期テストの範囲が意味わからん感じになっていたら、どうしましょうか。
学校に入ってからは、生徒や家庭の意向で、テスト範囲とか口出しできません。
だから、入学前に見極めましょう、ということです。
【複雑なものが優れているわけではない】
優秀な人間ほど、物事をシンプルに捉えます。大人しかり、大学生しかり、高校生しかり、中学生しかり、小学生しかり…。なぜなら、その方がタスクがはかどるから。
何でもいいんですが、例えば高校生だとして、英語の勉強をするとしましょう。
英語の勉強において、有効だと思われている勉強法ってざっと以下の通りあります。
英単語暗記
イディオム暗記
語法
例文暗記
英文読解
精読
速読
多読
音読
リスニング
シャドーイング
ディクテーション
英文法の理解
問題演習
英会話
留学
多いっす
で、これだけ有効な選択肢があるわけですが、残念なことに高校生の一日は24時間しかありません。知ってましたか?
かつ、学校とか宿題とか部活とか睡眠とか云々を差し引いた結果、英語の学習に使える時間ってせいぜい2時間です。
彼らの3年間しかない高校生活において、これだけの有効手段を全て用いることは不可能です。残念っす。だから、最も効率の良い手段に的を絞って学習を進めていく必要があります。
【最悪なのにまかり通っている、ごちゃごちゃしたテスト範囲】
最悪なのにまかり通っている、できる限りいろいろな教材や手法を混ぜてカオス化しようとする風潮。
カオステスト範囲と名付けましょう。なんかカッコいい。
例えばこんなやつ。
《こんなテスト範囲はいやだ》
英文法問題集 P15~17、P25~58
英文法参考書 P60~72、P120~125
補助テキストP2~5
例文集 P20~26、P45~50
英単語 nunber50~80
長文教科書 P45~56
オーラルコミュニケーション教科書 P28~32
授業配布プリント ③~⑧
授業ノート
嫌だ。
嫌です。複雑過ぎて、わけがわからない。これぞカオステスト範囲。
こんな複雑なテスト範囲を出す学校なら、どんなにパンフレットの内容が良くても、どんなに校長先生の話が面白くても、行きたくないです。だって肝心な勉強面に対してカオスすぎるじゃないですか。
【ガンガン勉強することは、ごちゃごちゃしていくことじゃない】
英語の定期テストの範囲が広くなるのって仕方ないです。特に進学校でしたら、高校3年間で難関大学の入試問題に対応しなければならないので、ガンガン勉強させなければなりません。なりませんが、それはガンガン教材を増やすとかガンガン種類を増やすって意味じゃない。
《例えばこんなテスト範囲は鬼だけど素敵》
教科書P5~35
英文法テキストP10~50
英単語number1~500
範囲、広―ーーーーーい!
範囲が、広ーーーーーーーいですね。鬼広です。
でもやることがシンプル。
素敵☺︎!
こうしてくれたら想像以上に取り組みやすいのが勉強ってもんです。
【学生は、タスクに集中したいんだ】
カオステスト範囲って、あれだけ教材ごちゃごちゃしてたら、テスト勉強なんかやる気にならならいです。何から始めればいいんですか?って感じで、見ただけでうんざりしてしまいます。
っていうか、実際に難関大学とか難関高校に合格してる人たちって、そんなごちゃごちゃした勉強なんかしていません。社会人で異次元に優秀な人たちも、まあ普通に優秀な人たちも、タスクをシンプルにすることにまずは傾注します。しませんか?します。
【確かに入試問題は複雑。だからと言って複雑な勉強が必要であるといつから錯覚していた?】
これに尽きます。難しい問題を解きこなすために、難しい生活を送る必要はありません。なんだ難しい生活って。
現行入試制度において、問われているのは、結局は学習の習得スピードです。(あ、2020年以降は変わってます)
高校の3年間、ないし中学校の3年間の間に、どれだけの知識を暗記し、どれだけのアウトプットができる状態になっているか。それが問われています。
で、スピードを上げるためには、進行方向への力を増すことと、摩擦を少なくすること以外に方法はありません。
進行方向へのスピードを上げると言うのは、つまりタスクの処理能力をどんどん向上させていくということです。頑張りましょう。やろうと思えばだれでもできます、頑張れば。
もう一点、すぐにできることが、摩擦を少なくするということです。摩擦って、タスクに取り組むさいの障害や抵抗のことです。で、これを生じさせる最たる原因が、ごちゃごちゃした勉強です。
反対に、やるべきことがシンプルで明確になっていさえすれば、どんどんスピードを上げて取り組んでいくことができるものです。そうでしょう?
で、このどんどん取り組んでいける状態のことを「没頭している」と言います。
【没頭しだしてからが、勉強なんだ】
没頭し出してからの作業効率って本当に計り知れません。3G回線と、Wi-Fiぐらいの差があります。
優秀な人間ってこれをうまく使ってます。取り組むべきタスクを明確化して、その作業に没頭しているということです。教材とか手法とかがごちゃごちゃしてたら、没頭できない。
次回、【中学・高校選びは定期テスト範囲を熟読すべき問題②-没頭してからが勉強なんだ編-】に続きます☺︎
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