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早稲田大学志望者が読むべき、早稲田大学1年生による早稲田大学のすすめ。

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なぜ早稲田へ? -学生が早稲田大学を志望する理由-

著者:緒方 大輝(現早大生1年)

 

 

早稲田大学

 

 

はじめに

 早稲田大学には現在、4万人をこえる学生がいます。彼らは一般であれ推薦であれ、厳しい試験を突破して「早大生」になった人々です。その立場を手に入れるためには、莫大な時間と労力を投入しなければなりません。彼らがそこまでして早稲田大学に入らなければならなかった理由とは、いったい何なのでしょうか?早稲田大学1年生の視点で見えてきたその「理由」について、述べようと思います。

 

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志望理由のタイプ

 さて、私は早稲田大学に通って数ヶ月ですが、その間友人ができるたびに、「どうして早稲田に入ったのか?」と訊いてきました。それを基にすると、早稲田大学を志望する動機は大きくわけて3つあるようです。

 ひとつは、「早稲田大学という学校そのものが好きだから(愛着型)」というもの。もうひとつは、「自分の学力等を鑑みると、早稲田がたまたまちょうど良かった。あるいは、早稲田大学の入試レベルを目標に勉強した。(能力基準型)」 そして、「就職・将来の目標を考えると、早稲田が一番良かった(過程型)」というものです。これら3つのうち、どれかひとつに偏っている人も、3つの要素すべてを持っている人もいます。以下、各型について私の友人から具体例を挙げてみました。

 

・愛着型

 私の寮のルームメイト、Aさん(一般・人間科学部)がまさにこれでした。彼はとにかく早稲田大学が好きで好きで、小学生のころからあこがれてきたそうです。1度目の入試は失敗してしまいましたが、他の大学に通いながら勉強してもう一度受験したところ、見事合格。現在はサークル活動で早稲田大学のバンカラな気風を盛り上げています。学ランを羽織り、高田馬場(早稲田大学ちかくの学生街)の街並みを、裸足に早大校章入りの高下駄でカランコロンと歩いている人を見かけたら、それはきっと彼です。日常生活にも早稲田愛がにじみ出ています。

 

・能力基準型

 授業でたまたま親しくなったBさん(一般・文化構想学部)は、もともと早稲田大学に入ろうとは思っていなかったそうです。高校二年生の前半までは東京都内の一般的なレベルの学校に在籍していましたが、そこでの成績はあまり良くなかった(むしろ悪かった)とのこと。しかし、高校二年の後半に入ったとき「もっと勉強してみるか」と思い立って勉強に打ち込み始めてからはめきめきと力を伸ばし、高校三年生になってしばらくしてから志望校を早稲田大学にさだめ、結局その調子で早稲田に合格しました。

※Bさんのように、自分の能力が第一志望の早稲田大学のレベルに達した、という場合もありますが、時には「本当は東京大学に行きたかったのに、自分の学力がそこまで届かず第二志望の早稲田大学に入った」という場合なども、能力を基準とした大学の選択なので「能力基準型」に含めます。

 

・過程型

 私の寮のルームメイト、Cさん(推薦・社会科学部)は、高校時代、アナウンス部に所属し全国大会にも出場する実力者でした。将来の職業としてアナウンサーを志し、進学先を考えていたところ、多数のアナウンサーを輩出している早稲田大学に目がとまったそうです。そこで彼は高校時代の実績を生かして受験できるAO入試を利用して合格を勝ち取りました。現在は放送研究会というサークルでアナウンスの研鑽に励んでいます。

 

・混合型の一例(愛着型+過程型)

 これは私(推薦・文学部)です。私は小学生以来、早稲田大学にあこがれを持っていました。それは小学2年生のときに、早稲田大学の考古学者・吉村作治氏が出演する、古代エジプト文明を紹介する番組をみたことがきっかけです。これが私の考古学という学問との出会いになり、現在にもつながる考古学好きが始まりました。その後私は日本考古に主軸を移したのですが、やはり早稲田大学への憧憬は強く、しかも将来日本考古を修めるにあたっても早稲田大学は最善の場であったので、早稲田大学を志望し、幸い合格して現在に至ります。

 

 

早稲田大学の特徴

 

それでは、早稲田大学の、主にどのような性質が学生を引き付けるのか、先述の「型」にわけて考えてみたいと思います。

 

【愛着型の人を引き付ける要素】

 

・バンカラな校風

 早稲田大学といえば「バンカラ」。慶應大学や青山学院大学を「ハイカラ大学」などと呼ぶことがあるそうですが、早稲田大学はその逆の「バンカラ大学」。すなわち、学生は真理を探究する高潔な魂をもちつつ、身なりはボロボロでかまわない(いわゆる弊衣破帽)、言動は少々荒々しくても良いのだとする風潮があります。もちろん昭和以前に比べれば大分大人しくはなりましたが、やはり慶應大学などと校風を比較する際、この点はもっとも大きな違いのひとつになります。

 

・混沌

 学部生だけで4万人以上もいる、すなわち全国・世界からやってきた優秀な連中が、4万人も、早稲田の敷地内に集められているのです。こんな環境はそう滅多にお目にかかれるものではありません。そこには本当に個性的な人たちがいます。大富豪の子弟、大名の子孫、芸能人、地球上各地からの留学生、想像を絶する苦労人、学生起業して億稼ぐ人・・・いわば巨大な人間坩堝なのです。ここにいると、他では考えられないほどの頻度で「価値観の衝突」がおこります。しかも、想定をはるかに上回る力で。「こんな人がいたのか!」という貴重な発見を何度でもすることができます。この混沌、雑然とした、何が正しいのか間違っているのか分からないような雰囲気もまた、早稲田の大きな特徴です。

 

・優秀&個性的な研究者

 早稲田大学には数多くの優秀な研究者(教員)がいます。日本最先端どころか、世界トップレベルもいます。高校時代以前に、早稲田大学のそんな素晴らしい研究者を知る機会があると、その人の研究や人柄などにほれ込んで早稲田大学を目指すようになる人もよく見られます。

 

 

 

【能力基準型の人を引き付ける要素】

・入学試験の難度

 単純に、問題が難しい。これは個人の感想ですが、早稲田大学の英語・社会などは、いかにそれが「選択制」であっても、制限時間内に合格に達する点を獲得するのは至難の業です。そして、倍率はだいたい5倍~10倍。この入試を突破するのは、相当、大変です。だからこそ、これを目標に勉強に励む甲斐があるわけで、「早稲田の入試になんとしても受かる!」とまっしぐらに頑張る人も数多くいます。それに、文学部などの学部は、入試は三科目でよいのですが、特に英語や社会が大得意な人は得意教科で満点を狙って勉強して合格した人もよく見かけます。得意教科を極限まで伸ばしたい人にも合っているのかもしれません。

 

 

 

【過程型の人を引き付ける要素】

 

・環境

 将来就きたい職業がある程度決まっている場合、早稲田大学はその目標に向けた学問を修める環境として、特に私立大学としては最高水準のものを提供しています。研究者などになる場合はもちろん、学部卒業後、企業等に就職する際も「早稲田で学んだ」ということはたいへん役に立ちます。(後述) 研究者などを目指す場合、文系でも理系でも早稲田大学は伝統と、関係者の広く強いネットワークを持っているので、それらをうまく利用しながら研究することができます。

 

・就職力

 東洋経済オンライン(2017年9月8日)の「有名企業への就職率が高い大学トップ200」では第7位(ちなみに1位一橋大、2位東工大 27位東京大)にランクインし、また大企業別の大学別採用者数ランキング(AERAdot 「大学ランキング トヨタ、パナソニック、JR東日本・東海など人気企業9社が採用した大学」)によると、トヨタ自動車で2位、パナソニックで4位、JR東海で4位、本田技研工業で1位などとなっています。ほかにもさまざまな就職ランキングがありますが、たいがい早稲田大学は上位にあります。「ふつうに就職する」場合でも、早稲田大学に在籍したことは、卒業後に大きな力になってくれるようです。

 

※以上は代表例です。他にも大小様々な要素があります。

 

 

結論

 

 早稲田大学に行くのは非常に大変です。入試は難しい上に、合格したらしたで、物価の高い東京で生活しながら年間百万円以上の授業料を支払いつつ学問を修めなければならなりません。自分ひとりで全てをどうにかするのはかなり難しく、ほとんどの場合、親や教師などに協力を要請する必要があります。よほど余裕のある家でもない限り、これらの経済的負担は馬鹿になりません。「早稲田に行きたい」と言っても、突っぱねられてしまうこともあるでしょう。

 しかし、早稲田大学に入って学ぶということは、その負担を差し引いてもたっぷりお釣がくるくらい、価値のあることなのです。その一端をここに示すと、たとえば、早稲田大学に在籍していれば、その「早稲田」という名前を世界中で一生涯使えるのです。もちろん社会的ステータスはグンと高まります。そして、4年間も個性的で優秀な連中のなかで揉まれていれば、自然と貴重な経験ができます。それがどんなものであれ、その経験は、就職等のフォーマルな場で役立つのはもちろん、私的な場でも、話題にしたり交流を深めたり、人生を大いに豊かにしてくれることは間違いありません。そして最大の財産は人脈です。先述の通り千差万別の面白い人材が集まっている環境ですから、サークル活動やイベントなどを利用して色んな人と交流すれば、大学卒業後も多くの高い能力を持つ人とつながりを持てることになります。

 

 今回私は早稲田大学入学後の人たちの志望理由を分析してみました。これは、今ぼんやりと早稲田大学に行きたいと考えている方にも役立つものだと思います。この分析を使えば「なるほど、そういうわけで私は早稲田に行きたいのか!」とはっきり分かりますから、効果的にモチベーションを高めることにつながります。たとえばもし「愛着型」が強ければ早稲田グッズを集めれば良いですし、「能力基準型」の強い方はとりあえずいきなり赤本を買ってみればいいですし、「過程型」の強い方はユニクロ社長(柳井正 政治経済学部卒)の本などを読んでみるといいのです。また、推薦の方は、はっきりとした志望理由ができると作文や面接に役立てられるでしょう。どの大学に志望するか迷っている方も、候補となる大学の各要素の度合いを比べることで、判断に役立てられるのではないでしょうか。

 そして、はっきり志望理由を述べられるようになれば、どんな相手でも説得できるようになります。ご両親に、あるいは先生に、「自分は早稲田大学に行きたい」と言う際には、是非ともなぜ早稲田に行きたいのか、その理由を綿密に考えておくことをお勧めします。

 なお、今回は早稲田大学を扱いましたが、他の大学でも同様に考えることができます。お役立てください。

 

 

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