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九州大学共創学部を受けるうえで圧倒的有利になるこれだけの情報

「写真提供:福岡市」

 

九州最難関にして旧帝国大学の一角、九州大学。そんな九州大学から2018年4月に設置された共創学部。文理合同の学部で文系・理系どちらからでも受験可能。加えて多様な受験方式を採用し、AO入試20名、推薦入試10名、一般入試65名、国際型入試10名と、一般入試以外にも多くの窓口があります。「人類が直面する課題に対応できる人材を輩出すること」をミッションとし、受験システムもそれに準拠したものとなっているのです。

ところで、共創学部では実は一般入試もかなり特徴的です。―数学・英語への著しい得点傾斜と小論分の高配点―。

今回は、一般入試についてその傾向と対策をご紹介します!

 

 

1500点満点中1200点が英語・数学・小論文という圧倒的事実。

 

いきなり本題です。

共創学部の受験において1500点中900点英語数学の点数です。

さらに、小論文まで合わせると1200点が、英語・数学・小論文の得点となっています。

1500点満点中の1200点です…。英語数学小論文80%を占める大学が九州大学共創学部なのです。

九州大学共創学部の対策においてはこれを受け入れることがはじまりと言えます。

 

数学は苦手だけど社会と国語は大得意!ではダメなのです。英語も数学も得意になることが共創学部の受験勉強。それが大学側の要求です…。

つまり、みなさんが高校1,2年生であれば、対策する教科は数学と英語に絞るべきだと言えます。高校3年生においても夏までは数学、英語のみで良いかもしれません。

 

では、具体的に科目別の配点を見ていきます。

 

[センター試験]
国語 100点 / 数学ⅠA,ⅡB 100点 / 英語 100点

地歴、公民、理科の中から3科目で200点(1科目当たり66.7点)

合計 500点 

 

[個別学力試験(二次試験)]
数学 300点 / 英語 400点 / 小論文 300点

合計 1000点

 

まとめると、

センター試験+二次試験で1500点満点。

英語合計 500点 / 数学合計 400点 / 小論文 300点 /

国語100点 / 地歴・公民・理科から3科目で選択で各66.7点

 

数学、英語、小論文がこれだけいかついのです。

5教科における共創学部対策は、数学、英語の対策と言っても過言ではありません。

 

 

 

傾斜配点から各教科の推奨勉強時間を割り出すと

 

英語・数学の20%の開きが、地歴・公民・理科の総得点を凌駕するという事実

 

九州大学共創学部の受験では、大切なところにしっかり時間をかけることが肝要です。当たり前ですが…。

その程度が極端である学部であり、何も考えずに学習を進めると取り返しのつかないことになります。

 

せいぜい2時間~5時間程度しかない高校生の自宅学習時間の中では、意外にも全教科をまんべんなく学習することが最も劣悪な学習です。

そもそもが、大学受験における数学を高校3年間でマスターすることは不可能です。英語も同様に無理。ここで言うマスターするとは、センター試験と九州大学の二次試験の両方で難なく満点を取りきるという意味です。3年間の高校教育+αの学習では極めて困難(ほぼ無理)です。


もちろん実際の受験では満点を取る必要はありませんが、英語も数学もどれだけ学習してもしつくせないという点が非常に重要です。英語や数学の学力は、掛けた学習時間に対し極大値を取らずに短調増加することになります。

共創学部の受験では、英語の得点は500点与えられています。つまり英語の得点率が50%の場合と75%の場合では、125点分の差が生まれることになるのです。これは共創学部における理科(66.7点)と社会(66.7点)の2科目分にあたります。

さらに、英語・数学・小論文で1200点(1500点満点中)であることを考えると、その3教科のみの得点率が10%違うだけで120点分、20%違うと240点分の差となってしまいます。240点の差ということは、地歴・公民・理科3科目の総得点(200点)より大きくなるのです。共創学部の受験では、英語・数学の配点が、理科・社会の5~6倍であることはしっかりと理解しておく必要があります。

 

 

英語・数学の必要勉強時間がその他全ての総勉強時間の4倍以上であるという事実

 

一方で、教科の特性を考えても英語、数学には傾斜が掛かっています。

九州大学共創学部のボーダーラインはセンター試験で8割前後です。このレベルに到達するまでにかかる時間は、教科ごとにかなりの差があります。
平均的な進学校の学生が、センター試験で各教科8割を取るために必要だと思われる総学習時間を想定してみました。(入学からセンター試験前日までの家庭学習)

[科目別 家庭学習時間の目安]

数学 1,500~2000時間
英語 1,400~1,900時間
国語 250~800時間
地歴 150~250時間
公民 50~80時間
物理・物理・生物で200~300時間

もちろん個人差はありますが、このようなイメージになるかと思います。一般的な進学校が1,2年生時に英語と数学に力を入れているのは理にかなっているのです。東京大学医学部に全国で最も多くの合格者を輩出している「鉄力会」では、なんと中学3年生までに英語と数学のみ高校3年生の内容まで終わらせてしまいます。まじかよ…、って感じですが、それだけ英語と数学に力を入れています。


上の表から考えると、センター試験数学ⅠA・ⅡBで8割以上の得点を取るためには、公民で8割を取るよりも25~40倍ほどの時間がかかると想定されます。平日3~5時間程度の学習時間しかとれない高校生なのですから、数学・英語に勉強時間のほとんどを費やすというのは至極当然な戦略でしょう。計算上(実際にもですが)英語・数学の勉強時間は、その他全ての総勉強時間の4倍以上必要であると言えます。

 

例えば毎日4時間勉強することを誓った高校1年生(4月)のK君がいたとしましょう。

彼はセンター試験までの2年8カ月間に3,880時間ほど勉強することになります。これはおそらく平均的な進学校の家庭学習の総時間より少し多いくらいだと思います。(ちなみに難関国立大学合格者の平均勉強時間は4,100時間程度と言われています。)


もし仮に、数学、英語、国語、地歴、公民、理科(1科目)をまんべんなく学習した場合、彼の各教科ごとの総勉強時間は

数学 776時間(8割突破に724時間~1,224時間不足
英語 776時間(8割突破に624時間~1,124時間不足
国語 776時間(8割突破に526時間過剰74時間不足
地歴 776時間(8割突破に626~526時間時間過剰
公民 776時間(8割突破に726~696時間時間過剰
理科 776時間(8割突破に576~476時間時間過剰

となってしまします。こうなると、英語と数学の学習が全く追いついていません。

おそらく英語、数学においてはセンター試験で30パーセント程度しかとれないでしょう。一方で地歴、公民、理科は9割以上取れるはずです。ただ、実際の受験での配点は数学が400点、英語が500点で、社会と理科はそれぞれ67点程度の得点しか与えられていません。数学と英語が30%程度しかとれないようでは、理科や社会で満点を取ったとしても話にならないのです。

 


最後にもう一度、これでもかと共創学部の科目別配点を載せておきます。

 

センター試験+二次試験で1500点満点。

英語合計 500点 / 数学合計 400点 / 小論文 300点 /

国語100点 / 地歴・公民・理科から3科目で選択で各66.7点

 

共創学部の傾斜配点と学習時間の割合については理解できたでしょうか?

 

 

 

それでは、次に数学・英語はどのような出題傾向がありどのような学習をすれば良いのか、具体的に確認していきましょう。

それと…!実は共創学部は小論文が曲者です。センター試験国語の3倍の配点である、300点の小論文です。かなり難しいです(笑)(えない)。

次の記事で、具体的な英語、数学、小論文の傾向と対策をまとめています^^合わせてごらんください!

 

 

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