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鹿児島県公立高校入試(社会)の徹底分析 ~地理・歴史・公民の各分野の最頻出問題~

 

鹿児島県の公立高校入試(社会)の近年の出題傾向として、思考問題や記述問題が以前より随分と増えた点が挙げられます。つまり、以前よりも一問一答形式で解ける問題が減ってきており、その場で考えて文章として記述する問題が増えているということです。

 

記述問題に関しては10年ほど前までは7~8問でしたが、近年では12~13問くらい出題されます。そのため、以前に比べると試験を解き終わるまでの時間も長くなっていて、高得点が狙いにくくなってきています。

 

とは言え、他の教科に比べると社会は暗記要素が高く、点数を取りやすい科目であることに変わりはありません。今回はその社会の入試で最もよく出る問題を、「地理」、「歴史」、「公民」の各分野に分けてご紹介していきます。

 

今回の記事は、ロググラム中学部の桑山がお送りいたします。

 

.『地理分野で最も出る問題

 

地理分野では、1年生で習う「世界地理」と2年生で習う「日本地理」が50%ずつ出題されます。それらは、世界の国々と日本の地形、気候、エネルギー、農業、工業、貿易など様々な内容を含んでいます。

 

その中で、最もよく出題されるのはやはり都道府県名に関する問題です。かなり高い確率(70~80%)で出ます。一方、世界の国々の名前やそれらの首都を書かせる問題は、意外にも高校入試ではほとんど出題されません。

 

都道府県名の問題では、47の都道府県名だけでなく、各都道府県の庁所在地名、地方名まで全て漢字で書けないといけません。また、全ての都道府県の位置も正確に覚える必要があります。受験生には、定期的(月に1回など)にそれらの確認テストを行うことを是非お勧めします。

 

上記の内容を覚える上で、重要なポイントが3つあります。まず一つ目は、19の都道県でそれらの名前と庁所在地名が異なりますので、庁所在地名に関してはそれらの都道県のみを覚えれば良いということになります。それらは、沖縄(那覇)、島根(松江)、愛媛(松山)、香川(高松)、兵庫(神戸)、滋賀(大津)、三重(津)、石川(金沢)、愛知(名古屋)、山梨(甲府)、神奈川(横浜)、東京(新宿)、埼玉(さいたま)、群馬(前橋)、栃木(宇都宮)、茨城(水戸)、宮城(仙台)、岩手(盛岡)、北海道(札幌)です。これらの都道県以外の28の府県は、府県名と庁所在地名が同じなので、それらの府県名さえ覚えれば自動的に庁所在地名まで覚えることになります。

 

次に、九州地方は沖縄県を除いて全ての県名と庁所在地名が一致する点、逆に関東地方は千葉県を除いて全ての都県名と庁所在地名が一致しない点が二つ目のポイントです。

 

最後のポイントは、地方名では近畿地方が圧倒的によく出るという点です。理由は、近畿地方は一般的には関西地方と呼ばれることが多く、受験生がミスをしやすいからです。ちなみに、世界の州の名前では、オセアニア州が最もよく出題されます。理由は、他の州は母体となる大陸と名前が同じであることが多いのですが、オセアニア州はオーストラリア大陸を母体としているのにオーストラリア州とは言わないからです。

 

2.『歴史分野』で最も出る問題

 

 中学校で習う歴史は、歴史と言いながら内容はほぼ日本の歴史(日本史)です。世界史の内容は、「人類の出現と進化」、「四大文明」、「中国の歴史」、「朝鮮の歴史」、「近世ヨーロッパ」などかなり限られています。それらも日本の歴史に大きく関わる内容の場合がほとんどです。また、出題形式は、左半分(50%)が「人類の出現から江戸時代までの内容」、右半分(50%)が「明治時代から現代までの内容」とほぼ明確に時代が分かれています。

 

その歴史の中で最もよく出題される問題は、ズバリ明治維新に関する問題です。60~70%くらいの確率で出ます。先程の都道府県名に関する問題に比べると、覚える内容がかなり少ないので短時間で得点upが狙えます。

 

問題の出題形式としては、シンプルに「明治維新」と書かせるパターンもよくあります。例えば、「日本が近代国家として成長するため、明治新政府が行った社会・政治的な諸改革を何と言うか。」と言った問題です。

 

また、一連の改革の名称(五箇条の御誓文、版籍奉還、廃藩置県、殖産興業、学制、徴兵令、地租改正)のいずれかを書かせる問題もよく出ます。全てきちんと漢字で書けるようにしておきましょう。さらに、各改革の内容に関する4択問題も頻出していますので、内容に関しても選べるくらいには覚えておく必要があります。

 

3.『公民分野』で最も出る問題

 

公民は、憲法、政治、経済、地方自治、社会福祉、国際社会など学習内容が多岐に渡っており、一見、難しく覚えにくいように思うかもしれません。しかし、歴史に比べて覚える内容は少なく、地理に比べて読み取る内容も多くありません。また、3年生(=受験生)で習う範囲なので、社会の中では比較的点数が取れる生徒が多いです。

 

さて、その公民の中で最もよく出る問題は、基本的人権です。おそらく、社会の全ての分野(多分全ての科目の全分野)の中で最も出題頻度が高い問題です。ほぼ100%出ると言っても良いほどです。基本的人権には、①自由権、②平等権、③社会権、④基本的人権を守るための権利に加えて、⑤新しい人権も含まれます。

 

①自由権の問題としては、「精神の自由」、「身体の自由」、「経済活動の自由」のいずれかを書かせる問題も出ますが、それぞれの権利の内容に関する選択問題がほとんどです。

 

②平等権の問題は、男女平等に関する法律(男女雇用機会均等法と男女共同参画社会基本法)とバリアフリーの問題がよく出ます。男女雇用機会均等法は「仕事」における男女平等、男女共同参画社会基本法は「社会」における男女平等に関する法律です。それらの区別がきちんとできるようにしておきましょう。

 

③社会権は「生存権」と「教育を受ける権利」と「労働者の権利」がありますが、生存権及びその内容(健康で文化的な最低限度の生活を営む権利)を書かせる問題がよく出ます。

 

④基本的人権を守るための権利は、「参政権」と「請求権」があります。シンプルに参政権と書かせる問題が出ることがありますが、選挙権や被選挙権など投票が関わるものが参政権だと思っておけば大丈夫です。

 

最後に⑤新しい人権ですが、環境権、知る権利、プライバシーの権利、自己決定権のいずれかを書かせる問題もよく出ます。しかし、最近はそれらの権利に関する法律名(環境基本法、情報公開法、個人情報保護法)を書かせる問題が増えてきています。

 

4. まとめ

以上、今回は鹿児島県の公立高校入試の社会の各分野(地理、歴史、公民)で最もよく出る問題について書かせて頂きました。その気になれば、1日で全ての内容を暗記して、入試の得点upにつなげることができます。是非、ご活用ください

 

今後も高校受験生及びその保護者の方々のお役に立つ記事を掲載していきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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