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修学館中学・高校を受験しようと思ったら、初めに読むべき記事

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修学館中学・高校を受験しようと思ったら、初めに読むべき記事

 

 

 

鹿児島市にある私立中高一貫校の修学館中学・高校。

ラサール中学の併願校として、志學館中等部のライバル校として、確固たるポジションを築いている修学館中学。中高一貫校でありながら外部の高校受験を容認し、鶴丸高校やラ・サール高校に毎年多くの合格者を輩出しています。そんな修学館中学・高校が大改革を発表。「国際バカロレアの導入」「高校受験に課題研究の導入」「外部高校受験の廃止」

今回は修学館中学・高校について、新学習カリキュラムの特徴や最新の入試情報に関してまとめています。

 

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大学入試改革を見据えた新カリキュラム

 

 

中学部で70名、高等部で40名と少人数制の修学館中学・高校。同校では、大学入試改革へ向け「課題研究」「国際バカロレア」の二本柱をカリキュラムに据える予定としています。

 

 

《課題研究》

修学館では数年前から「課題研究」が実施されています。

課題研究とは、生徒一人ひとりが興味関心のあるジャンルに対して、各自研究していくものです。既存の業績を踏まえ客観的なデータを基に自分自身の考察を加え新たな課題を創造探求し、他者と協同することで解決へ貢献すること、とされています。

 

 

既存の業績を踏まえ  →知識

客観的なデータを基に →判断力

自分自身の考察を加え新たな課題を創造探求し→思考力

他者と協同することで →表現力

解決へ貢献すること →学びに向かう力

 

教育改革後の大学入試においても、志願者本人が大学に提出する活動報告書には、新たに「課題研究」が加わります。部活動の大会記録やボランティア活動、生徒会活動など以外にも自分が行った研究内容を書くことができるようになります。

修学館中学・高校では、自分の興味・関心のあることを独自に研究、分析していくことで、伸び伸びと学習でき、学習意欲が高まるとされています。同校では中高の6年間で課題研究を仕上げていきます。

 

 

《国際バカロレア》

修学館高校では、2~3年以内に国際バカロレア(通称IB)の導入が行われる予定です。

国際バカロレアとは、国際バカロレア機構(本部ジュネーブ)が提供する教育プログラムのことです。2年間所定のカリキュラムをこなし、終了試験にて一定の成績を収めることで国際的に通用する大学入学資格が授与されます。

国際バカロレアが導入されるということは、従来の大学が課す一般入試を突破する以外にも、新しい入試制度を通して日本や海外の大学へ進学することもできるようになるということです。

国際バカロレア入試を取り入れている日本の大学は、国公立私立合わせて53校(平成29年度10月時)あります。難関大学ほど取り入れている傾向が高く、旧帝大や国公立私立の難関大学ではほとんどの大学で利用できます。(北海道大学、東京大学、名古屋大学、大阪大学、京都大学、筑波大学、お茶の水女子大学、慶應義塾大学、法政大学、中央大学、青山学院大学、鹿児島大学など)

修学館中学・高校では、課題研究と国際バカロレアを用いることで新大学入試を突破していこうとしています。国際バカロレアの教育プログラムに関しては、今後2,3年の間に盛り込まれる予定です。

 

 

【所感】

日本の大学における国際バカロレア入試は、センター試験の受験等の条件付きであったり、採用人数が少なかったりと、現状では主流な受験制度とは言えません。国際バカロレアでは、途中課題も最終評価基準に含まれるため、その対策や学習には早い時期から時間が割かれます。

既存の一般入試で大学入試をお考えの方(既存の定義の学力や偏差値を伸ばして大学入試に臨もうとする方)は、少なくともここ5年以内の大学受験においてはメリットは薄いように思います。大学入試改革の方向動き次第では、急速に需要が高まることもあり得ますが、今のところ可能性は低いでしょう。もちろん、一般入試より国際バカロレアの受験に適性があるお子さんもいることは否定しません。

では国際バカロレアは10年後の大学入試においてはどうか?正直に言って全く分かりません。優位性のある受験となっている可能性はあります。個人的には「可能性はある」という程度かなと。。。

 

 

 

修学館中学・高校の入試問題

 

 

 

《中学部の入試問題》

出題範囲や難易度は小学校の教科書レベルです。ただ、解答時間に対して問題量が多いため、ある程度解答スピードが求められます。加えて、算数では大問1つがチャレンジ問題として難易度の高い出題がなされます。特待を目指すお子さんは解答しておきたいところです。

合格点を取るだけなら基礎の反復学習で十分です。特待を目指すうえでは、上記のような難問にまで対応できる応用演習も必要になるでしょう。ちなみに修学館中の合格ラインは、日能研R4の偏差値で42、特待Aで偏差値60、特待Bでは偏差値53です。

 

 

《高等部の入試問題》

高等部の受験では、平成32年度より入試制度が変わります。

修学館高校では、平成32年度の入試制度が従来のペーパーテストではなく、課題研究を用いたものになります。自分の得意分野(例:昆虫が好きなら昆虫の生態を詳しく分析したもの)を研究し、その成果を用いて自己推薦していく、言わば大学の推薦入試、AO入試に近い内容のものとなります。自分で考え行動し、社会を牽引できるリーダーシップのある人材を育成したいという方針です。この制度により学業の成績優秀者以外でも自分の得意分野で勝負できるようになります。

このような課題研究を用いた入学試験を導入する高校は、県内では今のところ修学館高校だけです。ですから、一般入試で公立高校の受験を考えている学生が、滑り止めで修学館を受けるのは大変になるでしょう。一方で知識詰込み型のペーパーテストより課題研究の方が得意といったお子さんが一定数いることは間違いありません。社会が求めているのも大学入試改革が求めているのも、本質ではそういった学生です。(高校受験にまで浸透するのには時間がかかると思いますが。)

新大学入試に関してはこちら

 

修学館高校の新入試制度では、向き不向きが出るのは必至です。

 

 

 

 

学校の設備紹介

 

《校舎》

中等部と高等部は同じ校舎にあります。部活動や生徒会活動なども共にします。

 

 

 

《自習環境》

中学生は図書室で18:30まで、高校生は自習室で20:00まで自学自習が可能です。

 

(図書室)

(自習室:高校生のみ使用可能)

 

 

《ICT教育の推進》

修学館では、タブレット型端末やプロジェクターを用いた授業で効率化を図っています。

 

(修学館高校の教室:授業イメージ)

 

 

 

《部活動》

 

美術室) 

 

男子バスケットボール、サッカー、柔道、卓球、テニス、軟式野球部(中学)、硬式野球部(高校)、吹奏楽、美術、科学、調理、写真、書道、ESS、演劇、放送、合唱、女子バスケットボール(同好会)、水泳(同好会)

 

 

 

《進学状況 2018年度》

〔中学部の主な進学先〕

修学館高校、ラ・サール高校、鶴丸高校、甲南高校、鹿児島中央高校など

 

〔高等部の主な進学先〕

広島大学、鹿児島大学、琉球大学、明治大学、立命館大学、同志社大学など

 

〔主な指定校推薦大学〕

明治大学、立命館大学、同志社大学、西南学院大学、福岡大学、成城大学、鹿児島国際大学など他90校

 

 

 

《内部進学に関して》

修学館中学・高校は外部の高校受験に寛容な立場をとっています。

学習カリキュラムも、高校分野の内容を先行したり、中学分野の内容を飛ばしたりすることなく、中学分野は中学時代に、高校分野は高校時代にと学習内容が明確に区分されています。また、一般的な中高一貫校であれば他校へ高校受験する際に、退学し転校する必要があるのに対し、修学館中学ではその必要がありません。とても外部受験がしやすい環境が整っています。そのため、毎年過半数以上の学生が外部の高校受験に挑戦し、ラサール高校や鶴丸高校などの難関高校に多くの合格者を輩出しています。

しかし、国際バカロレアの導入と同時に、他行受験を認めない方針となるようです。現状のカリキュラムでは、中高一貫校のメリットを活かした学習カリキュラムを組めず、課題研究や国際バカロレアの教育プログラムに弊害が出てくることが予想されることを受けてです。現在はまだ他校受験を容認していますが、2~3年以内に他校への高校受験を廃止する可能性が濃厚です。

 

 

 

平成31年度入学試験データと特待生制度

 

中等部前期

中等部後期

高等部

募集定員

70名

10名

80名

出願日

12/7~12/26

1/17~1/31

1/10~1/16

検定料

12,000

12,000

10,000

試験日

2019/1/5

2019/2/2

2019/1/25

合格発表

2019/1/10

2019/2/5

2019/1/30

試験科目

国語(45分)
算数(45分)
理科(45分)
社会(45分)

作文(45分)
算数(45分)
集団面接

国語(50分)
英語(50分)
数学(50分)
理科(50分)
社会(50分)

 

修学館の入試の成績上位者には学業(入試)奨励制度があります。

例年の目安としては、得点率の90%で全額免除、85%で2/3、80%で1/3の入学金・授業料が免除となります。今年度は92%、87%、82%と全体的に水準が上がっています。

(*中等部の後期には学業奨学生制度の適用はありません)

 

 

 

修学館中学・高校の考察

 

 

修学館は今回すごく思い切った改革をしようとしているようです。学生にとっても向き不向きが大きく分かれるところでしょう。大学入試改革がどの程度成功するかが、国際バカロレア導入後の修学館中学・高校の倍率にも影響しそうです。

修学館中学は現状でも7人に1人はラ・サールや鶴丸、甲南など上位校へ合格者を排出している有力な中学校です。外部受験を容認している唯一の中高一貫校として、県内の上位学生が修学館中学を受験し、確固たるポジションを確立していました。それだけに、今回想定している改革は思い切ったものです。

社会の変化に機敏に反応し、変化を恐れない姿勢はさすが修学館中学・高校だといえます。10年以上の長いスパンで見れば、今以上に有力な学校として君臨している可能性もあります。

新体制を見据えた修学館中学。ここ数年で受験者層はガラッと変わってしまうのではないでしょうか。

ブログでは公開できない情報や本音はたくさんあるのですが、公開できないのです(笑)

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