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鹿児島純心中学・高校のバザーの内容がすべてわかる記事

鹿児島純心中学・高校のバザーの内容がすべてわかる記事

 

 

 

鹿児島最古のバザーと言われる鹿児島純心学園のバザー。

この純心学園バザーは鹿児島純心女子中学・高校にとっては、学園祭にあたるものです。2018年度は11月23日に催されました純心学園バザーにて、わたくし中島が美味しいものを食べながら、しっかりと取材してきましたので、鹿児島純心中学・高校を知る上での参考にされてください。

 

 

なぜ、純心学園バザーは毎年勤労感謝の日催されるのか?

 

屋外では生徒たちは焼きそばや焼き餅、フランクフルト、カレーなどを売ってました。忙しそうに動き回り、笑顔で接客をしていてとても活気があります。また、体育館内部では保護者ブースや同窓会ブースなどもあり、生徒だけではなく学校に携わる方々全員が純心バザーを楽しんでいました。そんな純心バザーは毎年勤労感謝の日に企画されています。それには二つの理由があります。

 

1. 勤労感謝の日に働く喜びや労働の価値を学ぶため

学生の時は遊ぶ暇がないくらい・食べる暇がないくらい働いて、働く喜びや労働の価値を学んでほしい。卒業してOGとして母校を訪問した時に、後輩たちの活躍を見ながらゆっくりできることを純心学園は望んでいます。

 

生徒さんにお話を伺ったところ、本当に何も食べることができず、ひたすら仕事をしていたとのことです…。私のもつ純心学園の印象そのままです…。

 

 

2. 共にバザーや行事を経験した卒業生が集まりやすいため

祝日ということで、日取りがわかりやすく休みが取りやすいのがメリットです。また、私立の学校なので、先生たちの移動もほとんどなくOGからすると一人で来場しても自分を知っている人に会えるのはありがたいことですね。

 

実際に校内を歩いていてよく聞こえた言葉は【お久しぶりです】や【ご無沙汰してます】など、互いの再会を喜ぶようなものでした。純心バザーは生徒たちが主体となって、多大な貢献をしてくれた先輩方や関係者をおもてなししている行事であると感じました。

 

(体育館:同窓会ブース)

 

 

純心学園バザーの準備期間と本番後

 

高校3年生以外の生徒たちはバザーの開催の2日前から、高校3年生は前日のお昼から準備を開始します。実際に生徒に何が一番大変だったかを聞くと、テント設営時などの重いものを運ぶ作業が大変だったとのことです。よく考えると、女子生徒だけで重労働もこなしています。私のもつ純心学園の印象そのままです…。

 

この純心学園バザーの一週間後からは期末考査が始まります。上記の理由からバザーの日程は変更できず、12月もキリスト教の行事やクリスマスバザーなどで忙しい学校行事が目白押しです。この時期が肉体的にも精神的にも一番きつい時期となるようです。この時期の期末テストでは、生徒ごとに計画性があるかないかで、結果が大きく変わってくるでしょう。

 

 

純心学園バザーのお食事処

 

(屋外:物品販売)

学園内グラウンドには、カレー、フランクフルト、焼き餅など美味しそうな食べ物がたくさんありました。中でも純心カレーは美味しくてとても人気です。すぐに完売してしまうので来場した際はすぐに買いに行きましょう。

 

(みんな大好き純心カレー)

 

 

体育館

(体育館:休憩場)

 

体育館には飲食スペースとたこ焼き屋、同窓会用の席と保護者ブースがあります。人は多いのですが座れないことはないため、疲れた際はこちらで休憩しましょう。その中で目を見張る光景がありました。なんと山形屋が北海道物産展をしていました。(何も知らずに記事の加筆訂正をしている久保は、今まさに吹き出しました。)ブース自体はそこまで大きくないのですが、たくさんの品を売っていましたので純心バザーへ行けば北海道の美味な食材も味わえます。

 

 

 

純心学園バザーの販売や展示、ステージ

 

純心バザーは食べ物だけではありません。

全校生徒が夏季休業中にスマホカバーやティッシュケースなどをバザーに出品するために各自で手作りして販売しています。値段をつける際も生徒たちがそれぞれ他の人の品を鑑定をしていくそうです。可愛らしいものから実用的なものまであり、何を買おうか見ていてワクワクさせられます。また、古着や使わなくなったものを販売していますので、来場した際には是非、掘り出し物を見つけに行きましょう。入場制限がありますので時間に余裕がある時に訪れるのがグッドです。

 

     (古着などが売っていた教室への入場待ちの列)

 

     (古着などが売っていた教室内部)

 

 

ステージ発表では放送部による朗読や合唱部による独唱と衣装を着てのミュージカル、ダンス部による演目など内容もとても充実したものでした。

 

 

校舎内部では、海外研修・留学コーナーのブースがあります。実際に海外研修留学へ行ったかのような気分が味わえる展示物があり臨場感を持てます。そのほかにも中学高校の入学説明のブースや記念品の販売、鹿児島純心女子学園の過去から現在までの軌跡が見れ展示などがあります。

 

(過去から現在までの歴史が見れる展示)

 

 

 

アクセス

(中庭:駐車場)

本当にたくさんの方が来場されており、来た時には駐車場はすでに満車で、空き待ちをしてる車が校外の道路にズラリと並んでいました。

当日は鹿児島中央駅から鹿児島純心中学・高校への直通のシャトルバスが20分間間隔で出ているのでご利用をおすすめします。

 

 

純心学園バザーが、最古のバザーとなるまでの歴史

 

例年11/23(勤労感謝の日)に開かれる鹿児島純心中学・高校のバザーは鹿児島県で最も古いバザーです。そんな鹿児島純心学園バザーを知る上では、まずは学校の歴史を知る必要があります。

鹿児島のミッションスクールは

 

奄美にしかなく、東京の二葉学園のサンモール会と大島高等女学校のカナダの青年会が共同で聖名高等女学校として昭和8年に創立したことがルーツとなっています。その2年後の昭和10年に第1回のバザーが開催され、初回は90万円近くの売り上げを記録したそうです。その際の売り上げ金の使われ方が、現在のようにチャリティーとしてでした。

しかし、そのような慈善活動をしながらも当時

 

の経営陣やシスターが外国人であったため、周囲からは異色の存在。さらに、軍国主義が強まる中で、軍艦が集まる錦江湾を見渡せる立地にそのような学校があってはいけないという世論の動きにより、小松原の方へ移転することとなりました。

 

(鹿児島純心女子学園からの鹿児島市の景色)

 

 

戦後になるとGHQの方針で現在の唐湊4丁目へ移ってきました。そして様々な波風を受けながらも現在のポジションを築き上げていくのです。

戦後になって、初めにしたことが学校の学習環境を整えることでした。大島から来た10名足らずの生徒と新規で募集した生徒が、学習環境を整えるために純心バザーの売り上げ金で、机や椅子などの設備投資金を稼いだとのことです。現在は、恵まれない子供たちや緊急で援助が必要な被災地などへ寄付金を送っています。送り先も生徒が自ら選ぶようにしており、インターネットで情報収集したり、県や市の福祉関係の方から直接話を聞いたりと、主体的に取り組んでいます。

 

 

感想

 

純心学園バザーでは、他校の一般的な学園祭のように、バンド等のステージ発表があったり、シフト制で他のクラスのブースを回って生徒同士で賑わったりといった、派手さは感じませんでした。純心学園バザーの理念通り、生徒たちは自分たちの持ち場から離れることなく、一生懸命に物品販売や接客に励み目を輝かせていたように思えます。「将来、人様からも神様からも喜ばれる女性になりましょう」という鹿児島純心女子中学・高校の校風が色濃く出ていたように感じます。

続いて、12月9日には、「こどもクリスマス会」があります。興味のある方はぜひご来場ください。私も行きます。見かけたらお声かけをいただけるとびっくりします。

(純心学園バザーで購入したマグカップでコーヒーを飲む中島)

 

 

 

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